漆喰の壁がもつメリット
保温保冷効果で、夏はヒンヤリ、冬はポカポカ
漆喰を顕微鏡で見ると細かい結晶で出来ていることがわかります。
雪も同じように結晶のカタマリです。
「かまくら」って皆さんご存知ですよね?
雪で出来たドームの中にみんなで入ってみかんを食べたりお鍋をつついたり・・・
雪のカタマリの中に入って寒くないの?って思いますが、中はとっても暖かいんですって。
どうしてかというと、雪の結晶が、中でおこした熱を反射してくれるから、遠赤外線効果で身体が温まるそうです。
不思議ですよね(^^)
それと同じ結晶でできているのが「漆喰」。
「漆喰」も部屋の中で温めた温度を反射してくれるため、いつもポカポカ温かく、壁や天井で反射した赤外線が床まで温めてくれます。
夏も同じです。
冷やされた空気が漆喰に触れることで反射して涼しさが持続されます。
壁を触ってみると。
ひやっ!っとします。
少しの冷房でずっとひんやり快適な室内環境をつくってくれる。
そんな効果が「漆喰」にはあるんです。
昼間 電気を付けずに自然光だけて明るく過ごしたい方へ
スキー場に行くと、太陽光が雪に反射して日焼けします。
それは結晶が光を反射するから。
同じように「漆喰」も結晶のカタマリです。
太陽の光が窓から入って、中の壁の漆喰に反射し、少しの光でも反射するので奥まで明るいんです。
壁紙のお家と比べると、漆喰の壁の反射の効果が入った瞬間にわかります。
24時間後には90%消臭されます
漆喰には「消臭効果」があります。
前日の焼き肉も、チーズを焦がした臭いも、室内干しのイヤな臭いも…全部消臭!
「漆喰」が3時間後には80%、24時間後には90%消臭してくれるという実験結果がでています。
いつもスッキリ新鮮な空気の中で暮らせたら気持ちいいですよね。
結露やカビから逃れたい!そんな方に朗報です!
「木は生きている」って聞いたことありますか?
それは「調湿効果」により「呼吸」をしているため、木が伸び縮みする様子を「生きている」という表現であらわしています。
木の調湿効果はよく知られていると思います。
空気が淀みがちな「収納内」は「無垢の木」で仕上げたり、床も無垢の木で仕上げることで、湿気を吸っていつもサラッとした空気環境を作っています。
それと同じくらい「漆喰」も調湿効果があるんです。
「漆喰」を顕微鏡で見ると、スポンジのように隙間が空いています。その小さな穴が水分を吸収し、湿気を調節してくれます。
逆に乾燥していたら、その水分を吐き出し、常に快適な環境を維持しようとしてくれるのです。
床は一面ですが、壁と天井はその5倍の面積があります。
壁紙の家と漆喰の家では梅雨時期の快適性に差が出るのがあきらかですね。
化学物質も吸着!きれいな空気を保ちます
自然素材で仕上げていても、家具や家電から化学物質が放出されてしまうと、空気が綺麗なだけにニオイが気になってしまいます。
時間が経てばボンドなどの化学物質も揮発すると思いますが、できるだけはやく気持ちのいい空気環境にしたいですよね。
実は、「漆喰」には「化学物質を吸着分解」する効果があるんです!
3時間でホルムアルデヒドがほぼ消失してしまうという実験結果が出ています。
そんな効果まであるなんて、ほんとカッコイイですよね!
「家計」に優しいってどういうこと?
冷暖房費も削減されます。
ビニールクロスの部屋と比較して、夏季冷暖房電力量を約16%削減してくれるという実験結果があります。
快適なだけでなく、「漆喰」は家計にも優しいんですね。
殺菌効果で「インフルエンザ菌」も!!
インフルエンザウイルスを2分で99.9%減退してくれます。
漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。
主成分の消石灰の作用により、細菌の育成・増殖を抑え、カビやダニの発生を防止します。
鳥インフルエンザが流行した際に、白い粉を撒いていたのを覚えていますか?
その時撒かれていたのも「漆喰」と同じ石灰です。