なぜ珪藻土が壁材にいいの?

 

その理由は、

珪藻土が持つすぐれた特性にあります。

珪藻土は、壁材の原料としてみた場合、非常に魅力的な特性を数多くもっています(下表をご覧ください)。特に超微細・超多孔構造により発揮される活発な<呼吸性>と旺盛な<吸湿量>は、住まいの多湿化と結露を防ぐ「調湿機能」となります。そしてなによりも<呼吸性>は壁自らが働く「力の源」となり、“生きている壁”をつくることができます。

【珪藻土のすぐれた特性】

①活発な<呼吸性>

②旺盛な<吸湿量>

③適度な<吸着力>

④程良い<保温性>

⑤安心の<耐火性>

<酸に非常に強い>

これが壁のパワーの源に

なります。

珪藻土が持つ活発な<呼吸性>は、この不思議な多孔構造のなせる技です。


主な「塗り壁材」の主原料100g当たりの「体積」と「吸水量」を比較してみると…

「調湿性能」を謳う塗り壁材の主原料100g当たりの体積と吸水量を比較してみました。この結果から、珪藻土は他の原料と比べて多くの空隙(微細な孔)を持っていることがわります。

*<白色珪藻土>は、不純物を燃焼除去した珪藻土で、<エコ・クィーン>の主原料です。
*天然資源のため、採掘場所などにより、体積、および、吸水量が多少異なります。
*<珪質頁岩>は岩石です。珪藻土ではありません。

多孔質な材料ほど軽く(体積は大きく)、

吸水量は多くなります。

【100gの体積と吸水量の比較】

【実験】

●バーナーで燃やしてみると…

珪藻土の塊に、約1,300℃のバーナーの炎を長時間当てても、黒変するだけで燃えません。

●珪藻土の塊に水をかけてみると…

珪藻土の塊に水をかけると、水を瞬時に吸いこみ、表面はすぐにサラッとした状態になります。吸水するときにジ~ピチピチという音がして、とても強い力で吸いこんでいることがわかります。

●珪藻土の塊に水を吸わせてみると…

珪藻土の塊を水の中に入れると、はじめは浮きますが、やがて水没します。水中に24時間浸して珪藻土が吸う水の量を測定してみると、含水率は80%以上という結果が出ました。